Fedor Holz、GGPokerとの契約更新を見送り 家族と投資ファンドに軸足

傷だらけのThe Mirage ラスベガス25ドルチップがダークウッドのテーブルに置かれ、「5000万ドル稼いで、降りる」の見出しとともに、Fedor HolzのGGPoker離脱を伝える

賞金総額5000万ドル、WSOPブレスレット2本。その先に選んだ道

Fedor Holzがアンバサダー業に区切りをつける。

32歳のドイツ人プロは、GGPokerと6年間にわたって組んできたアンバサダー契約を更新しないとXで発表した。理由はシンプルだ。今年中に子どもを持ちたいこと、そして投資ファンドの立ち上げを控えていること。この2つに集中するための決断だという。

今後のトーナメント出場については、Tritonポーカーに年1〜2回参加する予定とだけ明かした。WSOPメインイベントやPGTハイローラーへの出場は、今のところ不明のままだ。

数字が、すべてを語っている

GGPokerを離れる時点で、Hendon Mobのデータベースに記録されたHolzのライブトーナメント賞金総額は5000万ドルに達する。ドイツ人プレイヤーとして史上最高額であり、WSOPブレスレット2本とTritonタイトル3本もその名前に刻まれている。

ポーカー界に存在感を示し始めたのは2015年のことだ。EPTで2大会連続して深いところまで駒を進め、WSOPメインイベントでも25位入賞。その年の締めくくりとして、バイイン10万ドルのWPT Alpha8を制し、1,589,219ドルを手にした。

そして翌2016年、当時22歳のHolzは歴史的なシーズンを送る。ライブ賞金が年間1600万ドルを超え、Antonio Esfandiari(2012年に1900万ドル)とDan Colman(2014年に2200万ドル)に次ぐ、当時の単年獲得額ランキング3位に名を刻んだ。Colmanの記録はその後、Justin Bonomoが2018年に2500万ドル超で塗り替えている。同じ2018年には、バイイン100万ドルのWSOP Big One for One Dropの決勝でBonomoがHolzを倒し、1000万ドルのチャンピオンプライズを持ち帰った。さらにBryn Kenneyが2019年に3000万ドルを記録し、現在も頂点に立っている。

引退ではなく、ペースを落とすだけ

この流れは、実はずっと前から続いていた。2016年のピーク以降、Holzは徐々に参戦数を絞り込み、2017年にPartyPokerとアンバサダー契約を結んだ後、GGPokerへと移籍した。その間もコンスタントに7桁の賞金を積み重ねながら、ポーカー以外のビジネスにも力を入れてきた。

今回の発表は、完全な引退宣言ではない。今後もTritonのイベントには姿を見せる予定だ。これまでの実績を考えれば、今後も大きな結果を残す可能性は十分にある。