Irish Openが海外へ拡大 2026年にシドニーとマラケシュ、2027年に米国開催へ

Irish Open海外展開のカバー画像、ポーカーチップとAKカードでシドニー・マラケシュ・米国開催を表現

Irish Openが初めてダブリンの外へ出る。主催者は2025年のIrish Open開催中に、2026年から2027年にかけて海外3拠点でシリーズを行う計画を発表した。開催地はシドニー、マラケシュ、そして米国だ。

発表が行われたのは、Royal Dublin Societyで開かれている今年のIrish Open会場。メインイベントDay1dのレベル8開始時に場内スクリーンで90秒のティーザー映像が流れ、Irish Openの歩みを振り返る内容とともに、初の海外開催地が公開された。この映像は、今年のフェスティバル終了後に公開予定の長編ドキュメンタリーの導入部分にもなっている。

最初の海外開催はシドニー

最初の海外シリーズは、2026年9月3日から9月13日までシドニーのPoker Palaceで行われる。会期は11日間。複数のトーナメントが予定されており、メインイベントはバイイン$2,000、保証賞金総額$1,000,000で組まれている。

会場となるPoker PalaceはClub Marconi内にあり、Australia Poker Openなど主要イベントの開催実績を持つ会場として紹介されている。

2カ所目は11月のマラケシュ

続く第2戦は、2026年11月10日から11月15日までCasino de Marrakechで開催される。こちらは6日間の日程で、メインイベントはバイイン€1,150、保証賞金総額€500,000となっている。

主催者はCasino de Marrakechについて、長年にわたり大規模な国際トーナメントを開催してきた実績のある会場だとしている。マラケシュ開催では数多くのイベントを組み込み、シリーズ全体を通じてIrish Openの雰囲気を持ち込む構想だ。

米国開催は2027年を予定

3つ目の開催地は米国。初の米国シリーズは2027年を予定しているが、具体的な開催都市や会場はまだ明らかにされていない。発表では、北米でも有力なポーカーベニューのひとつで実施するとしている。

ダブリン大会の国際色を土台にした展開

今回の海外展開の背景には、すでにダブリン大会が強い国際色を持っていることがある。主催者によると、2025年大会には80カ国以上からプレイヤーが参加し、そのうち200人超が北米からの参加者だった。

今後は単発の海外シリーズにとどまらず、2030年の50周年を見据えて世界規模で展開を広げていく方針も示された。各地で独立したフェスティバルを開催するだけでなく、将来的には海外で複数のDay1を実施し、ダブリンの旗艦フェスティバルにつなげていく構想も挙げられている。

PokerだけでなくIrish Openらしさも外へ持ち出す

Irish Openが海外で打ち出そうとしているのはトーナメント日程だけではない。ダブリン大会で象徴的な存在となっているCraic Denプレイヤーラウンジも、その一部として強調された。会期中のCraic Denでは、ゲーム、各種コンテスト、ライブ音楽などが毎晩行われ、Irish Openならではの空気を形づくってきた。

主催者は、運営面の完成度に加え、親しみやすさや温かさ、会場全体の楽しさもIrish Openの大きな魅力だとしており、その体験を海外にも広げていきたい考えを示している。

ダブリン開催も拡大へ

Irish Openは1980年からダブリンで開催されており、ラスベガス以外では世界最長の歴史を持つポーカートーナメントとされている。また、ヨーロッパ最古のNo Limit Hold'emイベントとも位置付けられている。

2026年のダブリン開催は3月26日から4月6日までRoyal Dublin Societyで行われる予定で、全86トーナメント、保証賞金総額€4.5 millionの規模が案内されている。海外3拠点の発表により、Irish Openはダブリンを本拠にしながら、次の段階へ踏み出すことになった。